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Windows 10 でユーザープロファイルを修復する

Windows 7 あたりまでは、ユーザープロファイルの破損が原因のトラブルは

  1. ユーザープロファイルを格納したフォルダを rename
  2. 大体 C:\Users 以下にあるログオン名と同じフォルダの名前を変える

  3. 問題が生じたユーザープロファイルのアカウントでログオン

という感じでデフォルトプロファイル ( 大抵は C:\Users\Default という名前の隠しフォルダ ) からユーザープロファイルを再作成することで解決できました。
ところが、Windows 10 では同様の作業を行うと「一時プロファイルを使用しています」という表示がサインイン ( ログオン ) 後に表示され、自動でプロファイルの再作成ができません。
ということで、Windows 10 でのユーザープロファイルの修復はレジストリをいじって修正することになります。
詳細は↓
How to Fix A Corrupt User Profile In Windows 10
作業の要点は以下の通り。

  1. レジストリエディタで以下のレジストリキーをいじる
    • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\ProfileList
    • の中に S-1-x-xx ( x は数字 ) というフォルダがあるので、その中の ProfileImagePath キーを見て問題のあるユーザープロファイルを特定する。

    • 対象のユーザープロファイルの State を 0 に修正する
    • 対象のユーザープロファイルの RefCount を 0 に修正する
    • RefCount キーが存在しない場合は DWORD ( 32bit ) のキーを作成する

上記サイトに画像入りで説明がありますので、それを参照すると幸せになれます。

今回遭遇した問題は「スタートボタンのタイルアイコンをクリックしてもアプリが起動しない」「Windows Explorer で複数のファイルを一括して開こうとしてもアプリが起動しない」でしたが、上記解決法にて無事解決しました。

上記サイトでは管理者アカウントが存在しない場合に built in Administrator アカウントを有効にする方法もあります。但し、built in Administrator ( というか、プロファイル名に Administrator とあるアカウント ) では Microsoft Edge が起動できない、という問題がありますので、可能であれば非常用の管理者アカウントは作っておくと良いと思います。あと chrome や firefox を予め入れましょう。

エラーではないけれど python

以下のような python スクリプトを書いてすこしはまりました。


#! /usr/bin/env python
# test.py
import sys
with open(sys.argv[0], "r") as f:
  for line in f:
    print line
  f.close()

これを、例えば下記のように実行するとソースファイルが二重に改行されて表示されます。

./test.py
# もしくは
python test.py

上のスクリプトは何をやっているかというと、ソースコード ( sys.argv[0] で指定されたスクリプト自身 ) を出力しているだけの話。コマンドライン引数は sys.argv[1] 以降に格納されています。
ある程度書いてからデバッグを行うと、エラーもなしにスクリプト自身が表示されて、頭を抱えることになります。
コマンドライン引数の取り扱いは注意しましょう、という話でした。

vocaloid V3 Miku 英語版にシンガーのバリエーションを追加してみる

日本語版 Vocaloid V3 MIKU にはシンガーとして Original, Dark, Soft, Solid, Sweet のバリエーションがありますが、V3 MIKU English にはそのようなバリエーションがありません。ですので自分でシンガーを追加してみました。気が向いたらシンガーを追加してみます。
もしかしたら V3 MIKU 英語版の製品にはバリエーションがあるのかもしれませんが、商品紹介ページを見た限りではバリエーションが無い感じです。

まず、Vocaloid には「シンガーエディター」というのがあり、V3 では「プレシネス」「ブライトネス」「クリアネス」「ジェンダーファクター」の 4 つのパラメータがあります。また 4 つのパラメーターの他に「オリジナルの歌手」というものがあります。
日本語版 vocaloid V3 MIKU のシンガーのオリジナルの歌手はそれぞれシンガーの名前と同じで、各パラメータは 0 に設定してあります。

V3 のヘルプには情報がないようですが、V2 のヘルプによるとパラメーターの意味は以下の通り。なお、各パラメータの取りうる値は 0~127 で、初期値は全てのパラメータが 0 です。

  • (参考)V3_English
  • ブレシネス
  • 名前が示す通り、声の「息っぽさ」を増減させるパラメーターです。この値が高いとより息が加えられた感じの声になります。

    最大にすると、かすれた+割れた音になります。ノイズが乗った感じの音です。

  • ブライトネス
  • 声の高い周波数成分を増減します。この値を高くすると明るくきらびやかな音になり、低くすると落ち着いた穏やかな音になります。優しくささやくようなフレーズには、この値を低く抑えると効果的です。

    最大にしても音色はあまり変化なし。velocity が大きくなったような感じ。

  • クリアネス
  • このパラメーターの効果は”ブライトネス”と似ていますが、声質の変わり方が少し異なります。この値を高くするとシャープで澄んだ音になり、低くするとこもった重たい音になります。

    最大にすると高音にノイズが乗った音になります。

  • ジェンダーファクター
  • 歌声のフォルマント構造を変えることで、歌手のキャラクターを広範囲に変えることができます。この値を高くするほど深く男性的な声になり、低くするほど女性的な声になります。設定によりアニメのキャラクターや動物の鳴き声のような甲高い声に変えることもできます。

    最大にすると米良義一のようなカウンターテナーな声になります。

なお V2 では「オープニング」というパラメータがありますが、V3 では削除されています。ちなみに意味は以下の通り。

  • オープニング
  • 口の開け具合により声のトーンが変わる様子をシミュレートすることができます。この値を高くするほどクリアなトーンとなり、低くするほどクリアではないトーンになります。

次に、日本語版 Voaloid V3 MIKU のシンガーを比較してみます。

アレンジ例

vocaloid 英語版の発音記号との対応表

Vocaloid Editor for Cubase 64bit を使用しています。MIKU_V3_English でミクさんに英語歌詞を歌ってもらおうかと思っていますが、マニュアルが分かりずらいので対応表を作ってみました。

おやくそく
この対応表は自己責任で使用してください。

前置き
基本的には「巡音ルカ」の発音記号表と英語ライブラリの使い方と同じです。但し、前記サイトでは英語の発音記号が分かりにくいのでweblioで使用している発音記号を使用してみました。
なお、英語の発音およびフォントはwikipedia の国際音声記号を参照しました。

vocaloid 発音記号 英語の発音記号 サンプル 発音例
V ˈʌ strut 「ア」。日本語の「ア」と同じ
e e them 「エ」
I ( 大文字のアイ ) í kit 「イ」。日本語の「イ」と同じ
i: íː beef 「イー」
{ ˈæ trap 「エ」に近い音で「ア」
O: ˈɔː taught 口を開いて「オー」
Q ά lot 「オ」に近い音で「ア」
U ˈʊ put 「オ」に近い音で「ウ」
u: úː boot 「オ」に近い音で「ウー」
@r ɚ maker 舌を丸めて、「エ」に近い音で「ア」
eI ( e と大文字のアイ ) pay 「エ」に近い音で「ア」「イ」
aI ( a と大文字のアイ ) άɪ buy 「オ」に近い音で「ア」「イ」
OI ( 大文字のオーと大文字のアイ ) ˈɔɪ boy 「オィ」
@U ˈəʊ oat 「オ」に近い音で「ア」、「オ」に近い音で「ゥ」
aU άʊ loud 「アゥ」
I@ ( 大文字のアイと@ ) íɚ beer 「イァ」
e@ éɚ bear 「エァ」
U@ ˈʊɚ poor 「ウァ」
O@ ˈɔɚ pour 「オァ」
Q@ άɚ star 「アァ」
w w way 「ウ」
j j yellow 「ィ」
b b cab ( 子音 )「(ン)ブ」
d d bad ( 子音 ) 「(ン)ド」
g g bag ( 子音 ) 「(ン)グ」
bh b
音節の始め ( 帯気音を持って )
big ( 子音 ) 「ビ」
dh d
音節の始め ( 帯気音を持って )
dog ( 子音 ) 「ドゥ」
gh g
音節の始め ( 帯気音を持って )
god )( 子音 ) 「ゴ」
dZ jeans ( 子音 ) 「ジ」
v v vote ( 子音 ) 「ヴ」
D ð their ( 子音 ) ( 舌を歯で挟んで ) 「ゼ」
z ( 小文字のゼット ) z resort ( 子音 ) 「ズ」
Z ( 大文字のゼット ) ʒ Asia ( 子音 )「ジ」
m m mind ( 子音 )「ム」
n n night ( 子音 )「ン」
N ŋ long ( 子音 )「ング」
r r red ( 子音 )「ル」
l ( 小文字のエル ) l feel ( 子音 ) ( 舌を上顎につけて )「ル」
l0 ( 小文字のエルと数字のゼロ ) l ( 音節の始め ) list ( 子音 ) 「ル」
p p dip ( 子音 ) 「プ」
t t sit ( 子音 ) 「ツ」
k k rock ( 子音 ) 「(ッ)ク」
ph p
音節の始め ( 帯気音を持って )
peace ( 子音 ) 「ピ」
th t top ( 子音 ) 「ト」
kh k
音節の始め ( 帯気音を持って )
kiss ( 子音 ) 「ク」
tS touch ( 子音 ) 「(ッ)チ」
f f feel ( 子音 ) 「フ」
T θ think ( 子音 ) ( 舌を歯で挟んで ) 「シ」
s ( 小文字のエス ) s sea ( 子音 ) 「シ」
S ( 大文字のエス ) ʃ share ( 子音 ) ( 口を横に開いて ) 「シ」
h h hat ( 子音 ) 「ハ」
@ ə
シュワー ( あいまいな母音 )
England 「ァ」

Tips

  • 「歌詞の流し込み」機能でもある程度は自動で発音記号を割り振ってもらえます。しかし全ての英単語を流し込みで入力できるわけではありません。また、日本語歌詞から英語歌詞に変更する場合などは、若干不自然な歌詞になる事も考えられます。
  • Cubase 8.5 Pro + Vocaloid Editor for Cubase の場合、vocaloid の発音記号を入力するには、音符の上で右クリックし、ポップアップメニューから「音符のプロパティ」をクリックします。PHONETIC の箇所に vocaloid の発音記号を入力します。
    例えば “stand” は vocaloid の発音記号では “s t V n d” と入力します。母音 ( V ) が 1 つだけなので、stand は音符 1 つ分の長さになります。
  • vocaloid の発音記号は 1 つずつ半角スペースで区切って入力します。発音記号の一覧は上記のテーブルを参照のこと。これ以外のアルファベットを入力した場合、発音されず無視されます。音符内で有効な母音がない場合は @ が発音されるか無視されます。
  • 音符 1 つに付き母音 1 つを入力します。二重母音も母音 1 つとしてカウントされます。三重母音 ( fire の “aiər” など ) はありません。当然ながら日本語の母音と英語の母音は異なりますので単語ごとに発音を確認すると幸せになれます。
  • 複数の音符にまたがって発音する場合、母音を重ねることになります。
    例えば “stand” を 2 音符で表現する場合は “[s t V] [V n d]”、3 音符で表現する場合は “[s t V] [V] [V n d]” となります。
  • Vocaloid Editor for Cubase の場合ではシンガーの変更はトラックごとになります。日本語歌詞の途中で英単語を歌わせたい場合は、日本語シンガーでカタカナ表記にするか、英語シンガーで日本語を発音記号で表現することになります。
    一応英語の IPA 発音記号変換というサイトで英語をカタカナ表記にしたり、イギリス英語 / アメリカ英語での発音を確認したりできるようです ( 2016/03/15 時点 )

iPad 2 の iOS を 5.1 から 9.2.1 にアップグレード

たまに iOS の更新を行おうとしても、十分な空き容量があっても「容量が足りません」と表示されることがあります。
結論としては「Mac の iTunes を使用するとアップグレードできる」なのですが、いろいろと試行錯誤したのでそのまとめを。

テスト環境

  • iPad 2 Wi-Fi モデル ( MC769J )
  • iOS 5.1 ( 9B176 )
  • たしか 5.1.1 だったように思います。

  • iTunes 12.3.2.25 ( Win 10 Pro 64bit / Mac Book Pro ( OS X El Capitan ) )

作業前にやること

バックアップを取りましょう。結論として、iOS 5.1.x から 9.2.1 に更新する際には Apple 社のサイトから disk image のひな形をダウンロードして適用することになります。iPad に保存していたデータは当然ながら消えてしまうので iCloud 上でもローカル PC 上でも良いので iTunes でバックアップを取りましょう。

また、iOS の更新ができるデバイスなのかを確認します。対応機種一覧表のようなものはないので、Apple 社のサイト内で、例えば「iOS 9.2.1 対応機種」などと検索して確認します。

空き容量の確認

現時点では、2GB 程度の空き容量があれば問題なさそうです。
確認方法は「設定」アプリを起動し「一般」->「情報」で使用可能な disk space が確認できます。

アップグレードできない場合の診断内容の確認

iOS のアップグレードに失敗した場合、iPad 上で失敗ログの確認ができます。iOS 5.1 の場合は「設定」アプリの「一般」->「情報」ページの下方に「診断/使用状況」というメニューがあります。iOS 9.2.1 では確認できず。iPad 等のデバイスのログを取得する方法としては xcode を使用する ( つまり Mac を用意する ) 方法もあります。
で、今回、診断情報として以下の内容が記載されていました。

boot partition (required/actual): 59729285/52428800
(略)
failed to prepare boot environment for update OS
API failed

つまり iPad の boot 領域が不足しているため iOS の更新ができない、という事を示しています。
この場合、Mac の iTunes を使用することで OS のアップグレードができます。Windows 版 iTunes ではアップグレードができません。

Windows 版 iTunes でできること・できないこと

リカバリーモードの iPad に iOS のひな形を配信することは Windows 版 iTunes でも可能です。但し、iPad の iOS とおなじバージョンであることと、Apple 社のサポート期間内の iOS であることが条件です。iOS 5.1 の場合、Windows 版 iTunes では「アップデートサーバとの接続ができませんでした」のようなエラーが表示されました。

Windows 版 iTunes では iPad の復元に失敗することがあります。これは、Windows の administrators 権限がないため「ではなく」、iPad をリカバリーモードで起動することができない場合に表示されます。たぶん、iPad 側の iOS のバージョンと、iTunes が拾ってくる iOS のバージョンが食い違うと起きるようです。一応 iPad 側であらかじめリカバリーモードで起動して Windows の iTunes に接続して、という方法もやってみたのですが、上記のような理由で失敗しました。ちなみに「iPad を復元」というボタンはリカバリーモードで起動した iPad を接続すると表示されません。

おわりに

情報システム部門で iPad を管理している場合「アプリが非対応だから iOS の更新を待って」というアナウンスはよくやるのですが、「アプリが非対応だから iOS の更新をして」というアナウンスは稀です。ですのでそのようなアナウンスをした場合、iPad 単体で iOS の更新ができなかった大量のブツが情報システム部門に殺到して詰む、という事は十分に考えられます。
Windows ですと段階的にアップグレードができるので、時間はかかっても更新はできます。ただ、そのような感覚で iPad を管理すると情報システム部門が大変になります。iPad を組織内で運用するのであれば「アプリの検証が済んだから iOS の更新をして」というアナウンスも流すようにすると幸せになれます。

iOS Developer University Program 登録編

職場で iOS Developer University Program に登録する機会がありました。
個人的な記録ということで何らかの参考になれば幸いです。
たぶん契約書 ? を全ページ印刷して読みましたが、登録手順などの情報を話すな、という条項はなかった記憶があるので、掲載します。

iOS Developer University Program とは

まずは Apple 社のリソースから。
iOS Developer University Program : 英語の案内
iOS University Developer Program : 日本語 FAQ
私の理解ですと以下のような感じです。

  • 登録したチーム内でのみアプリを公開できる
  • 今のところメンバー内で開発したアプリやソースコードをどのように共有するのかを検証中。
    但し、Member Center でデバイスの登録の欄があるので、登録したデバイスにのみアプリが配信されるようです。

  • 開発したアプリを AppStore へ登録できない。登録する場合は別途 Apple Developer Program に申し込む必要がある
  • 学内の学生・教職員に対してだけアプリを配布したい場合は Apple Developer Enterprise Program に別途申し込む必要がある
  • たぶん MDM を使用して組織に所属するデバイスに自動配信する場合などの場合必要になると思います。
    但し 100 デバイス以下なら Apple Developer Program にだけ登録して AdHoc でインストールするのが良いと紹介しているサイトがあります。
    cf. これから始める人向け iOS Developer Program 基礎知識

先行研究 ?

先行研究 ? としては以下のサイトがあります。
iOS Developer University Program の申込
何もない状態で iOS Developer University Program に申し込んだ人の記録。
iOS機器で、自作ソフトを動かしたい場合
既に iOS Developer University Program を取得済みで、利用したい人向けにどのようなことができるか、どのような申請をしたらよいかを記載したもの。当然ながらその人 ( 組織 ) の運営ルールに則っているのでその辺は読み替える必要があります。

登録手順

  1. 事前準備
    • 大学機関に所属する
    • “degree granting, higher education institution” とありますが、日本語 FAQ では「大学機関」「認可済みの学位を授与できる高等教育機関」となっていますので、実質大学・大学院・高専のみかもしれません。

    • 大学機関のメールアドレスを取得する
    • 申請を行う際に使用する Apple ID が大学機関のドメインでない場合、それだけで「権限がありません」と拒否されます。ついうっかりしがちなので注意。学生身分でも NG なので学籍番号っぽいメールアドレスも避けた方が良いです。

    • Verification Contact になってもらう人を確保する
    • Apple 社から「申請者はこの大学機関に所属していますか」「大学機関を代表して Apple 社と契約を締結できますか」という電話が Verification Contact に指定した人に日本語でかかってきます。
      認可済みの学位を出せるかは申請した内容で確認するようです。なお、「学位」であって「単位」ではないので、Verification Contact は教員でなくても大丈夫です。
      注意点として、「契約の話だから」ということで Verification Contact に学長とかのえらい人を指定すると、Apple 社からの電話を取り次いでもらえません。そうなると Verification Contact の変更作業が発生します。
      「実務作業として契約を締結できる程度にはえらい人で、なおかつ Apple 社の電話を直接取ってもらえる程度にはえらくない人」を選びましょう。私の場合は上司 ( 課長 ) で OK でした。上司への根回しも忘れずに。

    • Agent になってくれる人を確保する
    • 申請者の Apple ID が Team Agent として自動的に登録されます。申請の際に Apple 社から「あなたが申請しましたか」という確認の電話が来ます。また申請内容に不備があると Apple 社から問い合わせが来ます。ですので「平日に Apple 社の営業時間内に電話が取れる」人が無難。職員で Apple ID を持っている人もしくは Apple ID を取れる人が良いと思います。
      部署の代表アドレスの Apple ID で登録する場合、Agent となった Apple ID からは別の iOS Developer University Program に申請ができない点に注意。
      また、教員が Agent になる場合も注意が必要です。例えば講座名で申請した場合、別の教員が講座を引き継ぐ場合もあるかと思いますが、Agent は Member Center で Role を変更できません。多分変更するには Apple 社に問い合わせる必要が出てくると思います。
      Admin という Role があるので、本当に教員が Agent で良いのか検討した方が良いでしょう。

    • カリキュラムを担当してもらえそうな教員を確保する
    • 申請時には Apple 社から単位を出す先生の確認はしませんでした。但し、FAQ には「iOS 用の開発をカリキュラムに取り入れることを検討している」( 大学機関 ) とあるので、今後の事を考えて単位を出してもらえそうな教員は申請前に確保した方が無難です。

  2. 申請者の Apple ID を Apple Developer に登録する
  3. Apple Developer に登録すること自体は無料。Apple Developer として登録することと Apple Developer Program ( 有料 ) に登録することは別の話なので注意。iOS Developer University Program は無料です。

  4. 登録サイトにアクセス
  5. iOS Developer University Developer Program のページにアクセスし “Apply Now” をクリック。

  6. 注意書きを読む
  7. “What You Need to Enroll” というページが表示されますので、内容を確認します。内容はだいたい以下の通り ( 2015/01/21 時点 )

    • (この申請は)あなたの所属する高等教育機関に適用されます
    • 法的拘束力の根拠
    • 申請者は iOS Developer University Program において、申請した機関を法的に拘束する権限を持つ必要があります。

    • Apple ID
    • 申請前に Apple ID の取得が必要。申請者の Apple ID アカウントが適切なもの ( その組織が所有するドメイン名の付いたメールアカウント ) でない場合には別途 Apple ID を取得するか、再ログインして適切な Apple ID を設定する必要があります。
      私は事前に Apple ID を取得していたため、日本語が Apple ID の profile に含まれていても問題ありませんでした。Member Center でも日本語で名前が出ます。

  8. 申請者の Apple ID を指定する
  9. この段階で Apple ID を新規に作成することができるようです。
    新規に Apple ID を申請すると確認のメールや profile の編集やらが出てくるみたいです。
    但し、私の場合、登録サイトにアクセスした時点で Apple ID と Apple Developer に登録していましたので確認のメールは飛んできませんでした。

  10. 契約書に同意する
  11. “I Agee” ボタンを押す前にチェックボックスへのチェックを忘れずに。

  12. Enter your higher education institution information
  13. 申請時のフォーム画面はキャプチャしていなかったので、前述の先行研究 ? を参照して記載してみました。
    だいたい以下のような感じです。

    • Higher Education Institution
    • 高等教育機関の意味。確認のメールにはここで指定した内容が Legal Entity ( 法人名 ) として確認メールに記載されますので、大学機関の法人名 ( 英語名 ) を指定。

    • School/College Name
    • 大学機関の英語名を指定。

    • Department Name
    • 部署もしくは学科名の英語名を指定。

    • Website
    • 所属する大学機関のウェブサイトの URL を指定。
      もし学科のウェブサイトがあればそちらでも良いかもしれません。

    • Country
    • 日本 ( Japan だったかも ) を指定。

    • Street Address, City / Town
    • 大学機関の住所の英語名を指定。

  14. Provide the legal contact for your organization
  15. Verification Contact として登録される人の情報になります。詳細は前記の “Verification Contact になってもらう人を確保する” を参照。
    だいたい以下のような感じです。

    • First Name
    • Verification Contact の名前 ( 英語 )

    • Last Name
    • Verification Contact の姓 ( 英語 )

    • Title
    • Verification Contact の肩書 ( 英語 )

    • Phone
    • Verification Contact と直接話せる電話番号。国番号を入れましょう。

    • Email
    • Verification Contact のメールアドレス

  16. コース名の入力
  17. 詳細は忘れました。私の場合は私の所属する部署名を英語名で指定しました。たぶん部署名・学科名を英語で指定します。

手続きがうまくいくと Apple 社の審査が開始されます。問題があれば Agent に電話もしくはメールが来ますので適宜修正。
承認されるとメールが飛んできます。また Member Center の “Your Account” メニューをクリックすると表示されるページ ( Account Information ) の下にある “Membership” に “iOS Developer University Program” と表示されていることでも申請が通ったことの確認ができます。

Windows10 64bit, Cygwin 64bit で ChaSen

ChaSen は形態素解析機です。ざっくり言うと日本語の文章を単語ごとに区切ってくれるソフトウェアです。
ChaSen
縁あって ChaSen を使う機会がありましたのでインストール方法などを説明します。

環境

  • Windows 10 Pro 64bit
  • Cygwin 64bit 版 ( 2.873 )

インストール手順

基本的には以下のページ内容でいけますが、若干補足します。
cygwin 環境に chasen を install 2013秋 – NAVER まとめ

  1. 事前準備
  2. 当然ですが Cygwin は既に設定してあるものとします。これからインストールする方はデフォルトの設定のまま進めてから以下のパッケージを入れることをお勧めします。
    また、ウィルス対策ソフトも停止します。chasen の ./configure を実行していると反応がなくなるため。作業終了後にウィルス対策ソフトを再開するのを忘れずに。
    libiconv-devel, libcrypt-devel, make, gcc-g++ が必要になります。Cygwin 64bit の Setup.exe から入れます。あと wget があると幸せになれます。
    libiconv はソースから入れたりしてみたのですが、うまく動作しなかったので後ほど検証。

  3. Darts
  4. cf. Darts: Double-ARray Trie System
    上記サイトからソースコード ( 今回は darts-0.32.tar.gz ) を取得します。

    $ tar -xzvf darts-0.32.tar.gz
    $ cd darts-0.32
    $ ./configure
    $ make
    $ make check
    $ make install
    
  5. ChaSen legacy
  6. cf. ChaSen legacy
    上記サイトからソースコード ( 今回は chasen-2.4.5.tar.gz ) を取得します。
    “ダウンロード” タブの左側メニューの “chasen-2.4” から選ぶと吉。

    $ tar -xzvf chasen-2.4.5.tar.gz
    $ cd chasen-2.4.5
    $ ./configure LDLAGS="-liconv"
    $ make
    $ make check
    $ make install
    

    configure で libiconv が見つからないような表示は出ますが、これでコンパイルは通ります。

  7. IPAdic legacy
  8. IPAdic legacy
    ChaSen legacy で配布している chasen for windows は「OS 非対応」と表示されてインストールできない点に注意。
    上記サイトからソースコード ( 今回は ipadic-2.7.0.tar.gz ) を取得します。

    $ tar -xzvf ipadic-2.7.0.tar.gz
    $ cd ipadic-2.7.0
    $ ./configure
    $ make
    $ make install
    

使用方法

今回はサンプルとして、以下の文字列を gondola.euc.txt として euc-jp で保存します。

いのちみじかしたたえよV8

そして以下のコマンドを実行します。

$ chasen gondola.euc.txt > gondola.euc.out.txt

以下のような出力がされていればOK。

いのち	イノチ	いのち	名詞-一般		
み	ミ	みる	動詞-自立	一段	連用形
じ	ジ	じ	助動詞	不変化型	基本形
か	カ	か	助詞-副助詞/並立助詞/終助詞		
し	シ	する	動詞-自立	サ変・スル	連用形
たたえよ	タタエヨ	たたえる	動詞-自立	一段	未然ウ接続
V	ブイ	V	記号-アルファベット		
8	ハチ	8	名詞-数		
EOS

文字コードが euc-jp なのは、ipadic が euc-jp の辞書ファイルだからです。Cygwin の表示も utf8 なので結果をリダイレクトしてファイルに書き込むと吉。
なお、chasen のマニュアルは以下にあります ( pdf のみ)。
ChaSen legacy の文書
ちなみに、1 行に 1 単語ずつ出力してほしい場合は以下のようにします。

$ chasen -F "%m\n" gondola.euc.txt > gondola.line.euc.txt

以下のような出力が出ます。

いのち
み
じ
か
し
たたえよ
V
8
EOS

おまけ:perl module Text::ChaSen

CPAN module からはインストールできません。Makefile.PL を修正する必要があるため。
まず、CPAN Serch で出てくる Text::ChaSen のサイトからソースコードをダウンロードします。
で、解凍。

$ tar -xzvf Text-ChaSen-1.04.tar.gz
$ cd Text-ChaSen-1.04
$ vi Makefile.PL

Makefile.PL の修正箇所は

'LIBS' => ['-lchasen']

の箇所を

'LIBS' => ['-lchasen -liconv']

に修正します。あとはいつものコマンドでOK

$ perl Makefile.PL
$ make
$ make install

make test はやらなくてもよさそうです。
Text::ChaSen の使用方法についてはまた改めて。